ねえ、君にもし、もう一度会えたなら。







近くに……


アイスのヘラが落ちていた。








暖かい春の陽射しが…


まだ残る雪を溶かして。





その文字を…消そうとしていた。
















季節外れのアイス。


こんな所で食べて、


人の名前なんて残して、
















こんなことして。















ねえ、早瀬……





あなたはここで最後に……




何を思っていたのだろう。







゜·∴。°·∵。゜·∴。



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