ナンパ男との恋〜総集編〜
いろんな雑用をし
8時が過ぎた頃、


「春菜ちゃん、おっはよ
相変わらず 早い出勤だね~」


「おはようございます。
正樹くんも いつもより早いね」


「連日 ギリ出勤だったから
親父・・じゃなかった。院長も
カンカンでさ。
朝 たたき起こされた・」


「そっかー、あはは
何か 想像できる光景かも」


「おはようございまーす。
春ちゃんは いつも早いけど
久保くんは 珍しいわねー」

続々と出勤してくる。


働き始めて
数ヶ月。

仕事内容も もちろんだけど

ようやく 一緒に働いてる人達の顔と名前が覚えられた。


私の事を 春ちゃんと呼ぶ
この人は 優しくて親切すぎる
一番ベテラン歯科助手の

さおりさん 推定40歳(年齢を聞いたら永遠の20歳と言われた)

勤続12年 この歯医者で一番長く働いてる人だ。


「はよっス。」


この女の子のような可愛い顔をしてる
茶髪の歯科技師のお兄さんは

去川さん 26歳

顔とは正反対で 口数が少なく
愛想がまったくないらしい・・・



「去川くん、久保くん
おはよォ」


私とさおりさんなど
いないかのように 挨拶すらしない
このギャルっぽい女性は

みさとさん 勤続1年目の24歳。



< 1,005 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop