ナンパ男との恋〜総集編〜
祈るような気持ちで
待つけれど、

結局・・・・

帰ってくる事も、
電話がくる事もないまま

出勤の時間を迎えた。

・・・あぁ、そういえば

自分のお弁当も作ってないや。

ずっと起きてんのに
何してんだろ・・。


・・・ひどい顔。


メイクで誤魔化せるかな・・・



「おはよー
って・・春ちゃん
どしたの?疲れた顔して・・」


誤魔化せなかったか・・。


「夜更かししちゃって・・」

「若いからね~
でも、お肌に悪いから
ちゃんと寝ないとダメよー」

「はい・・・」


そして、お昼・・・・


「あら?珍しい・・・
今日は 
手作りお弁当じゃなかったの?」

「たまには コンビニでいいかなって・・」

来る途中で買ってきたお弁当を食べながら

つくづく
輝樹がいない自分は
どうなっていくのか
恐ろしくなってしまう。


< 1,033 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop