ナンパ男との恋〜総集編〜
と、この雰囲気の中
輝樹から電話がきた。

さおりさんの存在を気にしつつも

「も、もしもし?」

「春菜?どうした?」

「今夜 職場のみんなで飲み会なんだけど・・・」

「飲み会?平日の夜にか?」

「うん、その休日診療当番で
休みがないから・・院長が・・」

「また親父の仕業か。
何だかんだ理由つけて
飲みたいだけなんだけどな。
まぁ・・・
明日も仕事だし
遅くはならねぇんだろ?」

「あ、うん。私は飲めないし
ごはん食べたら帰るつもりだから・・」

「あぁ、なら楽しんでこい。
俺も この分じゃ たぶん11時過ぎまで仕事だし
帰るのは一緒ぐらいになるんじゃねぇか?
ひとまず 帰る時 電話すっから」

「うん・・・」

「電源切らねぇから
何かあったら電話しろ。」

「うん・・・・」


・・・・・・・・・・・


やばい、ジワッときちゃった。

もう・・・

輝樹の声聞くだけで
こんな 泣きそうになるなんて
ほんと・・・・

ダメージ大きすぎる。

ダメージ?

罪悪感?

よく分かんないや・・・




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