ナンパ男との恋〜総集編〜
「なぁに、そんな
電話見つめて
早く会いたいなぁとか?ふふ」

「え、あ・・・」

さおりさんが 後にいたんだった・・・


「彼氏 いくつ?」

えっと・・・たしか
私の6つ上だったから・・・

「24だったかな」

「24歳って事は
久保くんと同じくらいなのね」

思わず ドキッとしたけど
すぐに 正樹くんの事が頭に浮かび

「ですね。同じ年かな・・」

双子だから 同じ年なのは当たり前なんだけど
そんな事言うわけにもいかず・・・


「若いわねぇ・・・
羨ましいわ~。
ドキドキしちゃったり やきもちやいたり 
そういう時期が 何だかんだ言っても一番幸せな時なのよね」


「ですよね・・・」


・・・・・・・・


「何かあった・・?」

「え?・・」

「ここ数日 春ちゃん
思いつめた表情浮かべてばっかりだからさ。」

「え~ そんな事ないですよ。
ただの睡眠不足で 頭がぼーっとしてるだけですよ」

笑いで誤魔化したけど・・・

思いつめてる・・か。

たしかに その通りかもしれない。



< 1,074 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop