ナンパ男との恋〜総集編〜

えぇっと・・・

もしかして

かなり、かなり
誤解されてるような・・・

でも、

油断したとは言え
去川さんと　本当に何もないって言い切れない自分がいて・・・


「春ちゃんさん　大丈夫？」

「え？あ、はい・・・・
私・・・お先に失礼します」

「あ・・・・」


何か、

全然　心に余裕がなくなってきてる。

どっからどうなって・・・

何を考えるべきなのかすら
頭に浮かばない。

そんな状況のまま


アパートに帰ると

ドアの前には


「こんばんわ。
輝樹は？」

追い討ちをかけるかのように

・・・サキさんの姿。


「仕事から　まだ・・」

「あ、そう。
待たせてもらっていい？」

ダメです。

って言えたら
どんなにいいだろう。

「どうぞ・・・」