ナンパ男との恋〜総集編〜
中に入って 5分も経たないうちに
サキさんの電話が鳴り

「あ、輝樹?
まだ仕事なの?
そう。じゃあ もう帰ってくるのね?
分かった。はい、ばいばい」


輝樹からの電話だったんだ。

私の携帯は鳴る事もなく

それから10分足らずで
輝樹は帰ってきた。


「こんな時間にどうした?」

「あーうん、ちょっと・・」

チラッと私の方を見ると

「春菜、わりぃ
ちょっと
外出てくるわ。」

「あ、うん・・・」

「サキ、行くぞ」

「はぁい、春菜ちゃん
何か ごめんね~」

「いえ・・・・」


今日は きっと

厄日なんだ。

うん、きっと そう。

そう・・・・

何なんだろう。

もう、いろんな事がありすぎて
頭がバカになりそう。


サキさんに電話きた時、


自分が、私自身
輝樹の彼女じゃないような錯覚に陥りそうになった。

完全に 自信喪失だよ・・。

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