ナンパ男との恋〜総集編〜
「サキ、わりぃ・・・
これで最後にしてくれねぇか?
もし、電話きても取ることはできねぇし
会っても話すことはないって思っててくれ。
自分勝手だと思うけど・・
やっぱ・・・
春菜だけしか 俺には必要ねぇから・・」


「そんなの、前聞いて知ってるし・・・
何回も言わないでよ・・・・」


「前は・・・俺も
それなりにお前の事心配してた部分があったから
中途半端な言い方しかできなかったけど、
さすがに・・・
もう、無理だわ。ごめん」


「謝らないでってば。
別に 私 輝樹の事 どうも思ってないし・・・」



みんなが黙り込み
変な静けさが部屋に広がる。



「はいはい、おしまい!
もう終わり。」


あかりさんの声が響き渡り、


「さーてと、帰ろうかな。
よしっ!ほら あんた!」


サキさんに向かって
指をさした。


「え?・・・」


「うちおいで。寂しい女2人
今から 男ひっかけに行くよ!
暇だから変な男に執着するんだってば。
私が いい男の見極め方教えてあげるわ。」


「え?え?」


そのまま サキさんを強引に引っ張り
あかりさんが連れて行ってしまった。

< 1,150 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop