ナンパ男との恋〜総集編〜

「私が検診するからー」

率先して みさとさんが
他の人を押しのけ
輝樹の所へ座ると、


「久保くんの 
ご兄弟なんですか?
すごく似ててビックリしましたよォ
わぁ、すごい歯並び きれい。
お仕事 何されてるんですか?」


検診されてて
話せない状態の輝樹は
質問攻めという状況に陥ってしまっている。


そんな中、


「私がするので いいですよー」


「え?院長・・?
検診なら私がしますよ?」


「もう患者さんもいないですし
私が たまにはしますよ」


「あ・・はい・・・」


院長とみさとさんがチェンジする様子を見ながら 胸を撫で下ろす私・・・。



「おー、きれいな歯してますね」


「おかげさまで」


「フッ素でも塗っときますか?」


「いえいえ、お構いなく。
ただの時間つぶしっスから」


「・・・だろうな。
はい、おしまい。いたって健康。
さおりさん このカルテ 春菜ちゃんに渡してー」


「あ、はーい」


わずか数分で検診終了・・・。





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