ナンパ男との恋〜総集編〜
後を見ると

良かった・・・ついてきてない。

私ってば
警戒しすぎだ。

そう自分に言い聞かせているけど
やっぱり
後を気にしてしまう。

あと少しでアパートに着くという時

ふと、後を振り向くと


いる、ついてきてた。

自転車を押しながら
一定距離を保ち・・・


何・・・あの娘・・


普通に怖い・・・


思わず アパートを通り過ぎ歩き続ける私・・・

何か 家を知られちゃ
いけない気がする。


・・・そして、

曲がった瞬間 思い切り走った。

無我夢中で 曲がり、走り、曲がりを繰り返した。


真っ暗な道を こんな迷路みたいな事をするなんて初体験だ・・・

息切れをしながら
アパートの方向に歩き

ようやく近くの道に出て
アパートに大急ぎで入った。


心臓はバクバクするし
息切れはしてるし


私ってば・・・何してんだ。



っていうか、そもそも
あの娘 何だったの?


何がしたかったのか分からないけど・・・

正直、疲れた。

睡眠不足でこれはキツイ・・・



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