ナンパ男との恋〜総集編〜
部屋に座り込んだ瞬間
携帯が鳴り

思わず 体が大きく飛び上がった。

・・・ビビッてる場合じゃない。

この着信音は・・・

慌てて 携帯をバッグから探し


「っもしもし!」


「んな でけぇ声出すなよ?」


「あ・・・ご、ごめん・・」


「何してた?」


「今帰りついたとこで・・」


「今?もう8時前だぞ?
まさか・・・どっか
行ってたんじゃねぇだろうな?」


「ちがっ・・・終わったのが7時前で
コンビニ寄ったりしてたから・・」


さっきの
よく分からない状況を説明するにも
はっきりした状況が
自分にも分からないわけだし・・・


「ふぅん?じゃあ
晩飯食ってねぇのか・・」

やばい、このままだと
また切られてしまう。


「帰りがけに おにぎり食べながら帰ってきたから大丈夫だよ?」

「何が大丈夫なんだ?」

あ・・・つい・・・

「その、暇だから大丈夫って事で・・
あの・・」


「ははは、んな しどろもどろ話さなくても
分かったって!
んで?いつもと同じか?」


< 1,193 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop