ナンパ男との恋〜総集編〜
それからは、みさとさんに
完全に無視される結果となったわけで・・・・

まぁ・・今までも
似たようなもんだったけど


なんか、ますます


面倒臭くなってきちゃった。

何も考えたくないなぁ・・・


家に帰っても
何かする気になんてなれなくて
ただ、携帯の画面を見つめ
ひたすら 輝樹からの電話を待った。

ようやく電話がきたのは

夜11時過ぎ・・・・


「もしもし?」

「春菜?寝てたか?」

「ううん・・・・」


「何かあったのか?」

「どうして?」

「何となく・・・
声が暗いし」

「・・・・・・」


・・・・・・・


「何でもない、ただ疲れただけ」

「そか、じゃあ
早く寝ろよ?」

「うん」

「明日 昼過ぎには
そっち着くし
春菜が夕方帰ってきたら
めしでも食いにいくか」

「うん・・・・」

「じゃあ 明日な。
無理すんなよ」

「うん、待ってるね」


輝樹、朝テレビ出てたよ。


って一言 言う事すらできない
自分に 腹が立つけど

言ってどうなるわけでもないし

そもそも そんな事言われたら
輝樹も返答に困るじゃん。

なんて 言えなかった自分を正当化しようとしてる自分もいる。


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