ナンパ男との恋〜総集編〜
「まーいいや。
つーか、腹減ったな?」

「あ、私 何かつく・・・」

って・・・
材料・・買い物に行ってない・・


「あーいい、いい。
体 だりぃんだろ?
俺 ちょっとコンビニ行って
適当に買ってくっから
何か食いてぇもんとかねぇか?」


「あ、うん・・・・
一人で行くの・・?」


「ん?春菜も行くか?」


「うん、行きたい・・・」


急いで 布団の中で
服を着て
立ち上がると


「ほら、手かしてやっから」


「うん・・・・
ありがとう」


本当は もう
手借りなくても大丈夫なんだけど

こういう時くらいしか
輝樹と手繋ぐなんて
できないから

少しだけ大袈裟によろけてみたり・・・

ゆっくり歩いたり・・・

我ながら

何と 卑怯な女なんだ・・・

と、実感はしている。



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