ナンパ男との恋〜総集編〜
「何、考え込んでんだ?
まさか、お前 年の計算してんじゃねぇだろうなー?」

「まさか!違う違う」

慌ててごまかしたけど

「じゃあ、何?」

「何って・・・ほら、あれよ。
付き合って何年かなって」


「いきなり んな事考えてたのか?
やっぱ意味わかんねぇ奴だなー
んー・・・付き合って・・そうだな・・・
2年くらいか?」

「2年・・・今年で3年目?」

「へぇ・・もう そんな経つか。
3年ねぇ・・・
そろそろ 子作りでもすっか?」

「なっ!?・・・・」


「はははは、んな困った顔すんなよ」


そう言いながら
私の頭を撫でるけど
困った顔じゃなくて・・・


そうなれば
どんなに幸せだろうって
想像しちゃった・・・んだよ。


コンビにに到着すると

手が離れて・・・

何だか寂しく感じてしまう私は どんだけ寂しがりやなんだって自分で思うけど・・


買い物を済ませ
店を出ると


「あれー?受付のお姉さんじゃん?」

あぁ・・・この方は
この前 ひたすらついてきてた 
意味不明な女子高生・・・

「こんばんわ、えっと
じゃあ・・・さよなら・・」

と 女子高生に軽く挨拶し
再び歩き出す。


そうそう、この距離が大事なんだ。 




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