ナンパ男との恋〜総集編〜
手前のハガキを1枚拾い上げ
目を通してみると


大好きです!
連絡待ってます。


という文字と共に
プリクラが貼り付けられ
携帯番号とアドレスが書いてあった。


「んなもん捨てとけ。
ほら、中入れ」

「あ、う、うん・・・」


何で・・・



住所がバレてる・・・?


頭の中が
グルグルしすぎて
冷静に考える事ができない。


二人で ごはんを食べ始めるけれど
会話はなく・・・・

テレビの声だけが
響いている。


そんな中、


ピンポーン


インターフォンが鳴り




「いい、俺が行く。」


「え?うん・・・?」

そう言いながら テレビを消し
立ち上がろうとする私の肩を叩くと
輝樹が 玄関の方へ向かった。


鍵を開ける音、そして
扉を開く音が聞こえ


「それ持って
とっとと失せろ!」


輝樹の怒鳴り声に
思わず立ち上がった。




< 1,230 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop