ナンパ男との恋〜総集編〜
ホテルを出て、

車を走らせながら


「さて、どうすっかな?」


そうだった・・・・


輝樹の家も、
私の家も


たぶん、昨日の騒動で
帰れる状況じゃないことは明白で・・・


一気に現実に戻った気分だ。


「ひとまず、正樹の家でも 住ませてもらうか」


そう言いながら
携帯に手を伸ばすと


「あー・・・そういや
電源切ってねぇわ・・・
車ん中置きっぱだったからなぁ・・
すっげぇ着信・・・48件って すごくねぇ?
あはははは」



笑ってる場合じゃないような気がするんだけど・・・



着信を確認するのかと思ったら


「あー正樹?
あの家 しばらく借りていいか?
あぁ、分かった。
じゃあ 鍵探してみるわー
はいはい、じゃあな」


正樹くんに電話してる・・・


電話が終わると そのまま
電源を切り
後部座席に放り投げた。


「かけなおさないでいいの?」


「めんどくせぇから」



率直なご意見だけど

それでいいんだろうか・・



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