ナンパ男との恋〜総集編〜
けれど、退院してからは
本当 目まぐるしく
忙しい毎日で・・・・

あっという間に
3ヶ月が過ぎ、4ヶ月が過ぎ・・


「あー!春樹が
ミルク吐いたー!
輝樹 帰ってきたばっかで 
ごめん~
お願いできる?」


仕事から帰ってきたばかりの輝樹も息つく暇もなく・・・


「はいはい、いいっスよ」


春樹を抱え 口元を拭いてあげながら


「春菜、報酬ちょうだい?」


そう言いながら

私の元へくると


「報酬・・・?」


「あぁ、報酬。」


「えっと・・・・
んっ!?・・ん・・ふ」


不意打ちのように
長いキスをされ

今 私は 何をしてたんだか
思わず忘れてしまうくらいだ。



「キスが報酬って・・・
意味分かんない」


「こうでもしねぇと
春菜は 春樹と広樹ばっかしか
構ってやんねぇじゃん?」


それは・・・・



「んな顔しなくても 分かってるって。
もうちょっとの辛抱だしな。
手かかんなくなったら
ちゃんと 俺んとこに
戻ってこいよ?」


「戻るも何も どこにも行ってないんだけど・・・」


「んー?今は こいつらに
春菜をレンタル中だから?」


なんて真剣に言う輝樹に
思わず笑いがでてしまうけど

そういう輝樹を
ますます好きになっていく自分も
笑える立場じゃないかもしれない・・

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