ナンパ男との恋〜総集編〜
「ほら、やるよ?」

レモンティ・・?

「ありがとう・・
ございます」

「どうせダッシュで来たんだろ?」

「いえ・・・
歩いてきました」

「あはははは
髪ボサボサで・・?
思いっきり 走ってきましたってオーラ全開だけどな?
ぷっくくくく」

誰のせいで
こんな髪になったと・・・

「はいはい、
猛ダッシュできましたが
何か・・・?」

開き直る私は
完全に いつもの私じゃない・・・

もらったレモンティーを一口飲むと

「はい、はよ。」

は?何?
運転席と助手席の間にある
小物入れボックスの上に
手を乗せている。

レモンティを
やれってこと・・?

ペットボトルのフタをして
その手の上に
レモンティーを乗せると同時に
整った顔は目を大きく見開いて
大爆笑を始めた。

え・・・?

何?まったく
大爆笑されてる意味が分からない。


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