ナンパ男との恋〜総集編〜
時間が経つごとに
段々と別れたんだという
実感がわいてくる。

さっきとは
また違う思いがこみ上げ
自分の気持ちが
さっぱり分からない。

もう、会えない・・・

そう考えると
つらくなる。

でも、

あのまま付き合ってても
しんどいし・・・

つらさの種類は違うけど
結局、つらいままだし・・・

自分自身に納得させるように考えるけど・・・

あー、私ってば
何血迷って あんな事・・・

クッションを頭から被るように
1人で 自問自答しながら
ひたすら輝樹の事を考えてる自分は

完全に 矛盾している。

・・・好きなんだもん。

好きだからこそ
自分の気持ちが抑えられなかった。

私が彼女なのに・・・

彼女なのに、違う女と一緒にいて
キスまでしてる場面なんて見せられて
平常心で通り過ぎる事なんてできるはずない。

・・・でも、

輝樹の頬を叩いた
この手の平の痛みが
何時間経っても
まだジンジンとする。




< 237 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop