ナンパ男との恋〜総集編〜

でも、１人の女の子が
笑顔でおいでおいでの
手招きをしている。

友達になってくれるのだろうか・・・

そんな期待を抱き
女の子に連れられて
部屋を出た。

「名前は・・？」

笑顔で聞いてきた。

「春菜です。」

「ふぅん、付き合ってんの？」

「はい。」

「私も付き合ってたよ？」

「え、あ・・・そうなんですか」

「うん？別れたんだけど
今は　たまに会ってエッチするくらい」

「あ・・・・・
そ・・うですか」


うまく
言葉が出てこない・・・

完全に挑戦的な目になってるし・・・

「春菜ー？健二、春菜は？」

輝樹の呼ぶ声が聞こえ
部屋へ戻るけれど・・・



やっぱり・・・・

私にだけ手出さないのかと

もう、浮気がどうのじゃなく

エッチするのは私以外という事実が
悲しくて仕方がない・・・


そういえば、さっき・・・


輝樹が言った事を思い出した。

「知らない奴ばっかだけど
ホイホイついていくなよ？」

っていうか、ホイホイついていったし・・・

ついていった結果が
こんな挑戦状だし・・・

良い事なんて何もない。