ナンパ男との恋〜総集編〜

来てから　１時間ほど経った時

「そろそろ帰るわー」

「えー？もう帰るんですか？
まだいいじゃないですか」

「春菜の相手してやらねぇと」

「あぁ～、そういう事ですか」

「そーいう事！そんじゃな」


結局、その場にいた女の子達の誰とも話さないまま・・・

正確に言うと
完全に無視されたまま・・・・

そんな様子を知ってか、知らずか
男の子達は　気にかけて
たまに話しかけてくれてたような状態で

その家を後にした。

車に乗ると

「さっき　何かあったか？」

「・・・さっき？」

「春菜　さっき
いなかっただろ？」

「どうして？」

「あの女と部屋に戻ってきただろ？」

見てないようで
きちんと見てたんだ・・・

そんな事で　
うれしいと思ってしまう私は
どれだけ単純なんだろう。

「ううん、別に・・
何もないよ？」

「ほんとに？
また　いきなり　明日から
連絡不可能になったりしないだろうな？」

過去が過去だから
その事に関しては
信用されてないみたいだ・・・