ナンパ男との恋〜総集編〜
さすがに、まだ暑い8月に
1時間のお風呂は

思ってた以上に

・・・しんどい。

少しフラフラ気味のまま
部屋へと戻ると
既に 輝樹はお風呂から上がり、布団が2組並べられている。

「何か疲れたな・・・・
寝るか」

「あ、うん・・・・」

輝樹の家では
1つの狭いベッドに
くっついて寝てるせいか

何だか
いつもより 輝樹が遠くに感じる。

隣通しなのに
体温を感じられない事が
こんなに 遠く感じるなんて
思いもしなかった。



・・・・・・・・


「春菜、一緒に寝るか?」

思ってたことが
伝わったのかと
一瞬 ドキッとしてしまったけれど

何も言わず 輝樹の寝ている布団へと潜り込んだ。

優しくキスをして

案の定・・・

先に進むこともなく
輝樹の寝息が聞こえ始める・・・


その寝息を聞きながら
数時間後
眠りについた。

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