ナンパ男との恋〜総集編〜
それから2日後の
夜8時半過ぎ・・・
待ちわびていた電話が鳴った。

「春菜、今どこ?」

「家だけど・・・」

「ウソついてないな?
今から行くからな」

「うん・・・?」

わけわからない電話だったけど
とりあえず・・・
今から会えるって事だよね?

着替えて 外に出て待つけれど・・・

5分経過・・・・
10分経過・・・・

そして 15分が経過する時に
ようやく来た。

車に乗り込むと

「おまっ・・どうした その髪!?」

「え・・・?」

そういえば、
髪切ってから会うの初めてだ・・

「いつ切った?」

「先週の土曜日だけど・・」

「今日じゃなくて?」

「土曜日だってば・・・
輝樹のお母さんに切ってもらったから
疑うなら聞いてみたら?」

「は?マジかよ・・・
あー、じゃあいいや。
疑って悪かったな」

「何かあったの?」

「いや、昼 健二に電話したら
春菜みたいな奴が
男と2人でイチャイチャしてるの見たっつーから。
でも、髪切ってる時点で
完全に人違いだな」

「その前に 私
学校だし・・・」

「さぼって会ってるのかと思ってな」

「何か・・・納得いかない・・」

「だから悪かったって!
なっ、機嫌なおせよ?」

そう言いながら
頬にキスをし 優しく唇にキスをくれるのは
完全に反則だ。

こんな事されたら
怒れるわけがない・・・

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