ナンパ男との恋〜総集編〜
「もう帰ってきてるかなって思って・・・」

「で、通りすがりか?」

通りすがりは
かなり無理があった・・
なんて後悔しても
今更 遅い・・

「そう、通りすがり・・・」

「ふぅん?・・・」

「そ、そういえば、
仕事 長引いたんだね?」

「あぁ、ちょいミスがあって
2日長引いた。
まー、でも 帰ってきてすぐ
春菜から来てくれるとは思いもしなかったから、疲れも吹っ飛びそうだけどな」

そう言いながら
私の元に来ると
頭を 優しく撫でた。

・・・これは卑怯だ。

そんな 優しく言われると
心臓が ヤバイ・・・・

輝樹の顔が近づき
久しぶりに触れる唇に
満たされていきそうだ。

・・・・・・・・・

・・・あれ?

もう終わり・・・?

いつもなら
まだ いっぱい
キスしてくれるのに・・・

「風呂入ってくるわ・・・」

「あ、うん・・・」

何か 
取り残された感がある・・・・


もしかして
私の下心がバレて

逃げられた?とか・・


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