ナンパ男との恋〜総集編〜
数日振りに会えたのに
こんな短いキスで終わり・・?

納得いかない・・・

っていうか、
満足できない。

悶々とした気持ちで
輝樹がお風呂から出るのを
ひたすら待つ私・・・

きっと、欲求不満なのかもしれない。


「なーに そんな難しい顔してんだ?」

シャンプーの匂いを漂わせた輝樹が 私のおでこを小突きながら髪の毛を拭いている。

「別に・・・・」

まだキスしたい・・・
と言いそうになった言葉を押し殺した。

でも、
やっぱり キスしたい。

さりげなく 輝樹の隣に座り
テレビの方に目線を向けた。

目線は向けているけれど
テレビの内容なんて
まったく頭に入らないくらい
隣の輝樹の様子に集中している。



完全に、欲求不満だ。


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