ナンパ男との恋〜総集編〜
「なぁ、春菜。
エッチするか」

「は・・・?」


「いや、何でもない。
忘れて」

忘れてって・・・・
聞き流せる内容でもないし、
うれしい言葉なのに・・・
輝樹に
そう言われたら
もう何も言えない。

しばらくの沈黙の後、


「昨夜の事覚えてるか?」

テレビの方向を向いたまま
投げかける言葉に

「迷惑かけて
ごめんなさい・・・」

しか言えない私・・・・

「いや、俺も悪かったしな・・・
覚えてんのか?」

「・・・あんまり」

あんまりどころか
全然に等しいけれど・・・

「そうか・・・・」

「私、何かした・・・?」

「ん、あー・・・いや。
ただ酔いつぶれただけ」

そう言うけれど
私の方に目を向けない輝樹は
確実に 何かを隠してる・・・




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