ナンパ男との恋〜総集編〜
輝樹の横に座り
目を合わせるように
向かい合う。

「私、何したの・・・?
お願い、教えて・・?」

「だから、酔いつぶれただけだっつーの」

笑うように誤魔化してるけれど、目を合わせようとしない・・・
きっと、輝樹は
ウソをつく事に慣れてないのだろう・・・

考えてみたら
輝樹にウソをつかれる事って・・・
めったにない・・・

浮気だって
聞いたら 隠さず
ちゃんと言うし・・・

私は
とんでもない事を
してしまったのだろうか・・・

記憶が飛んでしまうくらい
お酒を飲んでしまったわけだし・・・



「本当に
酔いつぶれただけ?」

両手で 輝樹の頬を挟み
目の前に顔を合わせた。


「覚えてないんだろ?」

「覚えてないから・・・
聞いてるんじゃん・・・」

「酒飲んでる時の事だから
気にすんな」

「そんな事言われると
ますます気になるよ・・・」

少し考え込んだ様子で
また沈黙の時間が
流れていく・・・・・


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