ナンパ男との恋〜総集編〜
「あー、ふくくく、ごめんごめん。じゃあ 春菜ちゃん 自分が何してたか知りたいんじゃない?」

「知りたい・・・・」

「教えてあげようか?」

少し笑いを含みながら
ズイッと 私の顔の前に
顔を近づけた。

そして、
正樹くんの唇と重なり合い
抱きしめられ

状況が まったく理解できず
固まったままの私がいる。

「こういう事だよ」

屈託のない笑顔で
そう言いながら
体は また離れた。

「あれ、理解できなかった?」

「え・・・?
意味が分かんない・・・」

「だからー、春菜ちゃん
いろんな男に
抱きついたり、キスしたりしてたんだってば。」

「私が・・・・?」

「俺は 迎えに来た時しか状況は知らないけど、俺が来た時も いろんな男に抱きついてたよ?」

「うそ・・・・・
輝樹は・・・輝樹も見たの?」

「見たも何も
俺に電話してきて
早く迎えに来いって 
怖かったよー?
さすがに 目の前で
自分以外の男に抱きつかれたら ショックだったんじゃない?」

私は・・・・
一体 何を・・・
最悪も最悪・・・
これは もう酔った勢いのレベルじゃない・・・


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