ナンパ男との恋〜総集編〜
結局・・・・
大きなゴミ袋1つと半分の服をもらい・・・
サンタのように
肩にかつぎ
車に乗り込んだ。

店に着き
少し気恥ずかしいまま
美穂さんに続き
中へと入った。

「亮!ちょっと来て」

数人の男性と話し込んでる
亮くんに怒鳴るように
美穂さんが呼んだ。

「おっ、ようやく終わった?
やっぱ、美穂 すげぇなー
春菜ちゃん
やばいくらい可愛すぎなんだけど」

優しそうに笑いながら
私の顔を覗き込んだ。

「ほらほら、亮!
見とれるのは後でいいからさ。
私の車に
春菜ちゃんにあげた服がそのままだから
亮の車に乗せて」

「服?」

「そう、服」

「あぁ、分かった。
じゃ、春菜ちゃん
俺が戻ってくるまで
さっき座ってた場所から離れずに
絶対、他の男に話しかけられても
無視しとくんだよ」

「あ、うん」

言われた通り
さっき座ってた場所へ腰を下ろし
あまりキョロキョロしないように
うつむいたまま
亮くんが戻ってくるまで待つことにした。

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