ナンパ男との恋〜総集編〜

「あー、春菜ちゃんだぁ～
私の服　着てくれてるんだ、
うんうん、やっぱ
体系が似てるから
ピッタリだ。
ほらほら、入って～」

押し込められるように　部屋の中へと入っていく。

「あれ、亮もいたの？
春菜ちゃんだけで十分だったのに？」

「おまっ・・・
それは　さすがに
俺も傷つくぞー？」

「あははは、冗談だってば」

こんなに仲がいいのに
何で別れたんだろう・・・

「ん？あ、もしかして
別れた私達が一緒にいるの何でだろう？とか思ってない？」

私ってば・・・
そんな顔に出てたんだろうか・・

「え、あ・・・はい・・」

否定すれば良かったのに
何で　また・・
認めてしまったんだ・・・

「あははは、素直で宜しい！
何でか教えてあげようか？」

「はい、お願いします・・」

「幼なじみだからさ」

「幼なじみ？」

「そっ、兄弟のようなもん。
で、付き合ってみたけど
やっぱ　何か違うな～って事に気づいたの。
ねっ、亮？」

「そういう事！
どうも　こう・・・
違うんだよなぁ。
男と女じゃなくて
人間として付き合っていきたい存在っていうか・・」

「だってさ？
私は　別に
そんな事なかったんだけどね」

美穂さんと亮くんの感情の違いなんだろうか・・・