ナンパ男との恋〜総集編〜
歩く事 数分・・・

数ヶ月ぶりの夜の駅は
相変わらず 至る所で
笑い声や音楽、車のうるさい音などで うるさいくらい賑やかだ。

かつて ナンパ待ちの時に よく座っていたベンチは
私達と同じくらいの女の子達3人が座っていた。

「あーあ・・・
場所取られちゃってる・・
あそこ いい場所なのに。」

ため息をつきながら
美香が不機嫌そうな声で言った。

「どうする・・・?」

「んー・・・・
あの縁石にでも座っとこうか」

指差した方向に目をやると
信号機の ちょうど横に
花壇らしき物があり 縁石が見える。

縁石に腰を下ろすと

すぐに 横に車が停まった。



< 618 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop