ナンパ男との恋〜総集編〜
そもそも
こんなふうに
真剣に一緒に住んでくれるっていう意識だけでも もう十分満足という小さい自分・・・


「じゃあ、ここでいいや。」

「それでは、この書類に書いていただきましたら、必要書類を揃えていただき・・・」

輝樹にしか説明しないから
私一人 蚊帳の外だし・・・

「春菜」

「え?な、なに?」

一人の世界に入り込んでしまっていた・・・

「ここでいいか?」

「うん?ここでいい」

よく分からないまま
住む所決まってるし・・・

何か、現実味がないというか
いまいち
輝樹と一緒に住むとか
そういう実感が
まったくと言っていいほどない・・・

でも、

何か こうして
輝樹を隣で見ていると

今更だけど・・・

大人だなぁ・・・と
気づかされる。

それに比べ
私は・・・・

チマチマと
付いて回って
彼女というより・・・

ひっつき虫・・・・?



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