ナンパ男との恋〜総集編〜
「ふぅん?できねぇんだ?」

何か・・・・・
本気で 怒ってきてる・・?


・・・・・・・


「わ、分かったってば・・
目・・・閉じてよ・・」

強く掴まれていた手が緩み
ようやく両腕が自由になった。

けど・・・・

目を閉じて
寝そべったままの輝樹を前に
襲えと言われても・・・

部屋が明るすぎて
輝樹の綺麗な顔が 
はっきり見える上に
こんな間近に顔があると・・・

本気で寝てたとしても
襲う勇気なんて
出ないってば・・・・

それでも
意を決して

恐る恐る輝樹の顔に
キスをしようと
近づいた途端


「いつまで待たせんだ?
本気で寝ちまうだろうが」


大きな目が
急に開くもんだから


せっかく近づいた顔から
一気に離れる私・・・

ワザと?

この輝樹の顔・・
絶対 ワザとだ・・・

意地悪にしても
私にとっては
心臓に悪すぎる・・・・


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