ナンパ男との恋〜総集編〜
「ほら、自由に襲っていいぞー」

「もう、目開けないでよ?」

「はいはい、
じゃ、早くしてくれよ?」

「分かってる・・・」

輝樹が目を閉じたと同時に
私は 自分の唇を
そっと重ねた。

触れるか触れないかの口づけ、
そして、少しずつ
舌を入れていくと

「ん、んー!っ」

輝樹の手が
私の後頭部を押さえつけ
寝てるフリなんて
あったもんじゃないくらい
濃厚な口づけへと変わっていく。

「ふっ・・・・はぁ・・」

ようやく離してくれた手と唇・・・

「嘘つき!」

「ははは、そう
むくれんなって!」

怒る私を
くるんと回転させ
私と輝樹は
完全に さっきと逆の体勢になった。

サラサラの輝樹の髪が
私の頬に触れ
そっと唇が触れた。



「仕方ねぇから
俺が 襲ってやろうか?」

そう言いながら
笑みを浮かべる。

何も言わない私に
再び唇を重ねると
少しずつ 服がめくられていく。



< 806 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop