ナンパ男との恋〜総集編〜
その時、

ピンポーンッ

こんな朝早くから
チャイムが鳴り響く。

完全無視する輝樹。

ピンポーンッ
ピンポーン

ドンドンドンッ


「っあー、うぜぇ・・」


完全に怒り心頭の輝樹・・・

そんな輝樹を知る由もない
ドアの向こう側の人は

ドンドンドンッ

ピンポン、ピンポン


逆なでするように
チャイムを鳴らし
ドアを叩き続ける。

「やべぇ、俺けり倒すかもしれんわ」

そう言いながら立ち上がる輝樹をなだめるように

「私、行くから・・ね?
輝樹は待ってて?」

服を調え
玄関の覗き穴で確認すると

あかりさん・・?

チェーンを外し
鍵を開けると

「春菜ちゃーん、おはよ。」

完全なる
酔っ払い状態の
あかりさん。

この人は 
私達の隣に住んでる
ちょっとした
お姉さん的存在の人だ。

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