ナンパ男との恋〜総集編〜
「んで?」
んで?って聞かれると
どう話せばいいんだろう・・・
「輝樹はどこ行ったの?」
「友達のとこ・・・?かな」
「は?いつ行ったの?」
「1時間くらい前・・・」
「1時間!?って
何で、こんな中途半端な夜中に?
飲みとか?
ん?飲みって言っても
ほとんど閉まってるはずか。
どうせ男友達でしょ?」
「それが・・・
たぶん、違う・・・」
「んー・・・
心当たりは?」
「たぶんだけど・・・
昼間、会った人」
昼間の出来事を
話すと
あかりさんは
「あんたバカなわけ?」
なぜか
私に怒り始めた・・・。
「え・・・?」
「何で、2人が番号交換してんのを
ぼーっと
バカみたいに見てられるの?
っていうか、普通に考えてさぁ、
あんた輝樹が、こんな夜中に
いきなり出て行って
何も聞かずに
はい、そうですかで行かせるってのが、まずありえないわけよ。
分かる?」
「それは・・・・
自分でも分かって・・・
ます・・・」
あかりさんの言ってる事は正論以外の何者でもない・・・