ナンパ男との恋〜総集編〜

「春菜！
すんごい、久しぶりじゃない？」


輝樹と連絡がつかないまま
３日過ぎ、
今日は　久しぶりに美香との再会だ。

卒業も間近という事もあり、
それぞれ忙しくて
あまり会えなかったけど・・・

珍しく
美香から電話があり
ジュース片手に
公園のベンチで談笑タイムだ。


「もうじき
高校生活も終わりかぁ・・
なーんか、複雑だよね」

少し寂しそうな表情を浮かべる美香。


「結構、波乱万丈だったよね」

「だねー。
男漁りに夢中になってたし
嫌な男にも引っ掛かったけどォ・・
まぁ、今は
お互い　幸せパートナー見つけたしね」

「そういえば、
なおやくんと　どんな感じ？」

「んー、まぁ・・・
それなりに　うまくいってるけど
何か、マンネリ化っていうか
ドキドキが物足りなくなってきたっていうか・・・
まっ、愛されてるからいいんだけど。ふふふ
春菜達は？
結婚いつすんの？」

「・・・さぁ？
ふられたかも？あはは・・」

「は？冗談でしょ？」

美香の表情が一気に凍りついた。


「な、なーんて！
冗談だってば。驚いた？？」

美香の表情の変わりように
思わず　言う事に怖気づいてしまった。

「・・・春菜、
どんだけ　あんたとつるんできたと思ってんの？
誤魔化さないでいいから
言いなよ。」