ナンパ男との恋〜総集編〜
その次の日、

正樹くんが
夜が明けたばかりってほどの

朝早くから訪問・・。


しかも・・・。

「お酒くさ・・・・」

「ごめんごめん、
さっきまで飲んでたからさ。
ちょっと、水もらえる?」

「はい、どうぞっ!」

ズイッと差し出すと
一気に水を飲み干し、
大きなため息を一つついた。


「あいつ帰ってこなかったんだ?」

「輝樹のこと?」

「そっ!」

「あれから帰ってきてないよ」

「そっかそっか、
春菜ちゃん どうすんの?」

酔っ払ってるのか
少し ろれつが回ってない・・。


「どうするって・・・」

「あいつ、もう
帰ってこないかもよ?」

「え・・?」

ズンっと
底に突き落とされたような
鈍い痛みが
胸に走る・・・


「ど、ど、どうして?」

言葉が うまくでてこない。





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