ナンパ男との恋〜総集編〜
「じゃ、行こうか」
正樹くんが呼んだ友達の車に
荷物を積み込み
その友達に道順を説明しながら走り続けること
30分・・・・。
住宅街の中の
一軒の家の前で
車が停まった。
車庫に車を入れ、
荷物を3人で
家の中へ運び入れると
正樹くんの友達は
帰って行った。
「これ、この家の鍵ね」
渡された鍵を受け取りつつも
この状況は
一体・・・
「春菜ちゃん?
どうかした?あっ、
心配しなくても
ここは 輝樹知らないから
大丈夫だよ」
そういう心配じゃなくて・・・
「この家って・・」
「ん?あー、ここ?
俺が 昨年だっけ・・・
買ったんだけど。
心配しなくても
俺は 実家に住んでるから
春菜ちゃん 好きに使っていいから」
「いいの・・?」
「いいよいいよ。ここからなら
親父の歯医者まで
歩いて15分くらいだから
卒業してからの通勤に楽だしさ」
「ありがとう。」
ありがとうって言ったものの
自分の置かれてる立場というものが やっぱり分からないままだ。
あのアパートを出たって事は
輝樹と別れたって事になるのかな・・
どうなるんだろう。
そもそも
輝樹が どうしたいのかすら分からないままなのに
このまま逃げるように
引っ越して・・・
いいのだろうか・・。
正樹くんが帰ったあと
そんな事を ぐるぐる考えてしまうけれど
正しい事なんて分るはずもない。
ただ、
この家は・・・
輝樹を思い出すような物が
1つもない分、
踏ん切りには最適かもしれない。
そして・・・
ゆっくり考えることも
できる気がする。
正樹くんが呼んだ友達の車に
荷物を積み込み
その友達に道順を説明しながら走り続けること
30分・・・・。
住宅街の中の
一軒の家の前で
車が停まった。
車庫に車を入れ、
荷物を3人で
家の中へ運び入れると
正樹くんの友達は
帰って行った。
「これ、この家の鍵ね」
渡された鍵を受け取りつつも
この状況は
一体・・・
「春菜ちゃん?
どうかした?あっ、
心配しなくても
ここは 輝樹知らないから
大丈夫だよ」
そういう心配じゃなくて・・・
「この家って・・」
「ん?あー、ここ?
俺が 昨年だっけ・・・
買ったんだけど。
心配しなくても
俺は 実家に住んでるから
春菜ちゃん 好きに使っていいから」
「いいの・・?」
「いいよいいよ。ここからなら
親父の歯医者まで
歩いて15分くらいだから
卒業してからの通勤に楽だしさ」
「ありがとう。」
ありがとうって言ったものの
自分の置かれてる立場というものが やっぱり分からないままだ。
あのアパートを出たって事は
輝樹と別れたって事になるのかな・・
どうなるんだろう。
そもそも
輝樹が どうしたいのかすら分からないままなのに
このまま逃げるように
引っ越して・・・
いいのだろうか・・。
正樹くんが帰ったあと
そんな事を ぐるぐる考えてしまうけれど
正しい事なんて分るはずもない。
ただ、
この家は・・・
輝樹を思い出すような物が
1つもない分、
踏ん切りには最適かもしれない。
そして・・・
ゆっくり考えることも
できる気がする。