ナンパ男との恋〜総集編〜
サキさんが帰ってから
数時間後、
輝樹が 亮くんと共に
ようやく帰ってきたけれど・・


「サキ来たんだって?」

「あ、うん」

「ったく・・・」

そう言いながらも
安心したように
亮くんと
サキさんの事について
話してる。


聞きたくないけど、
耳は傾いてしまい
そして、
その会話に集中して聞いてしまうという現実に
情けなくなるけれど・・・


「まぁ、一応・・
だりぃだろうけど
気をつけてやってくれよ」

「そりゃ分かってるけど
あの様子からすると
俺より、輝樹の方が
信用されてるんじゃねぇか?」

「んな事ねぇだろ。
たぶん サキからしてみたら
俺には 春菜がいるから
手出してこねぇだろうみたいな安心があるだけだろ?」

「・・・そんな事言うと
やっぱ
俺 信用されてねぇじゃん?」

「あははは、まぁ
お前も サキ襲うほど
女には飢えてねぇだろうが」

「まぁな~
春菜なら 一晩一緒にいたら
自信ねぇけどな?ははは」

「お前と一晩いる事が
まず あり得ねぇし」


そう言いながら
私を睨みつける輝樹・・・


っていうか、

私 何も言ってないのに
何で 睨まれないといけないのよォ・・

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