ナンパ男との恋〜総集編〜
輝樹たちがいる
部屋の方に戻っても
居場所がない気がして
キッチンに立ち
ぼーっと 水滴の落ちる様子を見ながら
自分のいるべき場所が分からない。


「春菜、何か飲み物あった?」

「え?あ・・ううん・・
私 ちょっと買い忘れた物あったし
ついでに買ってくるよ」

「俺 行こうか?」

「ううん、大丈夫。
行ってくるね」

「あぁ、気をつけろよ?」

「うん」


外に出て、歩いてると
少しだけ・・・
さっきより 気持ちが楽になった気がする。


そういえば、

・・・飲み物何買うか聞くの忘れた。


電話して聞かなくちゃ。


あぁ・・・携帯、

さっき テーブルの上に置いたまま・・


ダメだなぁ・・・

うまくいかない。

しんどくなってきちゃった・・・




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