ナンパ男との恋〜総集編〜
車に乗ると
一気に疲れたように
座席にもたれかかった。


「お前・・・
ヘビ好きなの?」

「あ、うん・・・
苦手な人が多いみたいだから
あんまり公にはしないんだけど・・」

「たしかに
好きな奴はいねぇな・・・」


「輝樹も好きじゃない?」


「あぁ・・どっちかって言ったら
苦手だな・・・
けど・・・」


「けど・・?」


「春菜が好きなら
まぁ・・苦手じゃないように
努力は・・する・・・かな。」


「て・・・輝樹・・」


そんな柄にもない事言って・・・


「んなジロジロ見んな」


柄にもなく照れて・・・


「私、やっぱ・・・
輝樹しか好きになれない」


「何だ、いきなり・・?」

「別にー
ただ、やっぱ好きだなぁって。
絶対 他の女にとられたくないなぁって」


「とられるわけねぇだろ。」


「そんなの分かんないじゃん?」


「分かってるって。
だって、俺
春菜しか好きじゃねぇし」


平然と・・・
そんな事言える輝樹は
やっぱり・・・


「さすが 遊び人・・ふふふ」

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