私の大好きな教室

「今年は同じクラスじゃないなぁ・・・」

「う、うん。でも、一応よろしく！」

「おうっヨロピク」

「ふふっ。そのギャグ古ッ」

「ひどいっ。」

「ははっ」


どうしてだろ。・・・柚伊里以外の人と話す時私はいつも、恥ずかしくて
下を向いてしまう。
なのに、なのに千原と喋るときは、もっと近くでもっともっと
千原の顔を見たくて顔が自然に上に上がっていくよ。

　　　　　　　　　　　　千原・・・。

「まぁクラスは違うけどまた喋ったりしよなぁ。」

「うん。また喋ろね」

「はぁ。同じクラスちゃうんかぁ。」

千原は、絶対にこうゆった。
でも、誰にゆっのかは、わからない。


「えっ。何かゆった？」

「はぁっ？あっあぁなんもゆってないで。空耳ちゃう？」

「そうかなぁ。まぁまた、後でーばいばい。」

「おうじゃあな！」








今、千原絶対「はぁ同じクラスちゃうんかぁ。」って
言ったよね。それは、一体私にゆったん？
　　　　　それとも、私以外の誰かにゆったん？
ねぇ、千原わ一体誰にゆったの？私知りたいよ・・・。　　　　
私ずっとずっと中学生を楽しみにしていた。
それは、小学校5年の時。
<はぁ～。何でいっつもゴミ捨てジャンケン負けんねん。
て、ゆっても自分の事かぁ。はぁ＞


＜千原君！＞
ん？千原？
＜あぁ。三浦　どぉしたん？＞
＜あ・あの＞
うぁっ！やば　三浦さんもしかして千原にこ・告白！？

＜ん？何やねん＞
＜好きです！付き合ってください。＞
千原ＯＫだすな！
<ごめん>
＜なんで！なんでよ！好きな人がおるから？
その好きな人わ誰なんよ！＞
＜好きな人わおらへん＞
＜・・・ッ。＞
＜理由わまだ俺早いとおもう中学生
ぐらいやないと…＞