大丈夫。~私とあなたをつないでくれた一通の手紙~
いやいやいや。
なぜそうなるんだ…?
いやその前に。
「い、いや。私なんかが入れるわけ…」
そうだよ。
私なんかが入れるような場所じゃない。
「入れますよ。まぁ、あなたの努力次第ですが」
努力って…。
そんな私の努力なんか伸びるわけ無いですもん。
「なんなら俺が勉強教えましょうか?」
「…はぃ?」
「あなた、途中でくじけちゃいそうですし。」
なっ!?
なんか、この人に心見抜かれているみたい。
「一人で解けなさそうですし」
しかも結構この人の心が胸に刺さる。
「じゃー…」
彼はさっと振り返り時計を見た。