大丈夫。~私とあなたをつないでくれた一通の手紙~
「あ、あの!」
「ん?」
すっと立ち止まり90°に傾いた彼の顔が
太陽の光によって輝いていた。
「お、お名前…」
「…和真。桐生和真」
桐生くんっ…。
「君は?」
「ハルっ…!花井ハルです!」
「ハルちゃん…可愛いね」
ドキッ!!
か、可愛い…?
な、名前が?
「じゃぁね、ハルちゃん」
片手を小さく挙げて後姿だけど
とってもかっこよく見えた。
どしよ…。
約束しちゃっ…た。
しかも結構カッコいい人だしっ。
もしかしたら芸能人より
かっこいいかもしれない。
でも。
゙桐生和真゙ってどこかで…。