大丈夫。~私とあなたをつないでくれた一通の手紙~










今日習ったところ…。


ぱらぱらと教科書をめくるが、


どこなのかいまいちわからない。


ちゃんと聞いておけば良かったな…。







ガラガラッ。


あ、誰か来た。


耳を澄ますと足音が少しずつ大きくなっていく。









「花井さん!」







声のする方を見ると、


綺麗な目を大きく開いた桐生くんだった。





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