大丈夫。~私とあなたをつないでくれた一通の手紙~












「ありがとね、桐生くん」





二、三歩前を歩く桐生くんにそういうと


「ん」と小さく返事をした。


窓から薄暗い光がそっと差し込む。






昇降口へ向かうと、あることに気付いた。






< 27 / 49 >

この作品をシェア

pagetop