【BL】初恋いただきます。
料理を堪能した後はレストランの上のホテルへ。
これも毎年お決まりのコース。
レストラン同様に高級感の溢れる室内。
ああ、ちなみにホテルの部屋も毎年同じ。
要さんのこだわりらしい……。
「美味しかったー!」
とふかふかのベッドへダイブ。
スプリングが俺の身体を弾く。
要さんはワインの入ったグラスを傾けた。
「やっぱりさっき飲めば良かったんじゃない?」
「お前が二十歳になったらな。」
要さんは俺がお酒を飲めるようになるまで、あの店で飲む気はないらしい。
これも一種のこだわりかな?
「風呂、さきに入ってこい。」
「うん。」
言われてバスルームへ。
すでに湯が張ってある。
服を脱いでお湯の中へ足を入れた。
ちょうどいい湯加減だ。
ホッと身体の力を抜いた。