【BL】初恋いただきます。
たっぷり躾てやる、と言って要さんの手が俺の体を弄り始める。
最初はくすぐったい感覚に身を捩った。
でもそのうち、厄介な熱が生まれる。
それは全身を回り、肌を上気させ、呼吸までもが荒くなる。
「涼、大学より俺が大事だよな?」
ムチャクチャだ。
そう言いたいけれど、今はこの熱から解放されたくて、首をひたすら縦に振った。
「いい子だ。」
「ん………っ」
ご褒美と言わんばかりの口付けに、俺の意識は次第に朦朧としていった。
次に目が覚めるのは……
夕方かなぁ………。