FOUR LEAF CLOVER
恋しい人と、尊敬できる人
初めにこれだけは言っておくけれど、俺は、あまり人と接することは得意ではない。
インフルエンザからようやく開放されてジュニアオケに行ったときは、もう本番前の練習シーズンだった。
その本番は、まぁ、出張演奏会みたいなもので、俺ももちろん参加した。
4月22日。
日曜日の練習場所には、集合が朝だったからか「おはようございます」と言いたかったのだろうけど、あくびをしていたから「おあようございます」に聞こえる、ねむそうな挨拶でいっぱいになった。
俺がその騒がしい集合場所に来て一番初めにしたことは、まあこを探すこと。
絶対まあこと隣の席に座ってやろうと思っていた。
でも、俺は酔いやすいから前に座んなきゃバスに乗ってられない。
まあこは・・・
後ろの方に座っている。
俺、まだ挨拶すらしてないのに・・・。
バスの中は恐ろしいほど退屈だった。
もちろん、隣に誰もいないわけではない。
仲のいい先輩が座っている。
喋ったりだってするし、その内容は面白い。
でも・・・
面白いだけであって、決して俺が満足できる状態ではなかった。
インフルエンザからようやく開放されてジュニアオケに行ったときは、もう本番前の練習シーズンだった。
その本番は、まぁ、出張演奏会みたいなもので、俺ももちろん参加した。
4月22日。
日曜日の練習場所には、集合が朝だったからか「おはようございます」と言いたかったのだろうけど、あくびをしていたから「おあようございます」に聞こえる、ねむそうな挨拶でいっぱいになった。
俺がその騒がしい集合場所に来て一番初めにしたことは、まあこを探すこと。
絶対まあこと隣の席に座ってやろうと思っていた。
でも、俺は酔いやすいから前に座んなきゃバスに乗ってられない。
まあこは・・・
後ろの方に座っている。
俺、まだ挨拶すらしてないのに・・・。
バスの中は恐ろしいほど退屈だった。
もちろん、隣に誰もいないわけではない。
仲のいい先輩が座っている。
喋ったりだってするし、その内容は面白い。
でも・・・
面白いだけであって、決して俺が満足できる状態ではなかった。